2018/02/17

今月の表紙画像( 8月)


 8月 / 葉月 ( はづき ) の表紙画像


・(川崎市幸区・小向の獅子舞)

川崎・小向の獅子舞 2014.08.03
川崎市幸区の小向に鎮座する「八幡大神」の例祭に奉納される一人立三頭獅子舞で、享保年間(1716~36)に、日義上人によりこの地に伝えられたされている。 獅子舞は、大獅子・中獅子・女獅子の3頭に仲立ち、さらに囃子手として大太鼓、笛、唄それにササラを奏でる少女達が加わり演じられ、県指定無形民俗文化財にも指定されている。

 かつては、八幡神社の例祭日の9月18日、19日に舞われていたが、最近は参加する子供たちの夏休みに合わせて、8月第1日曜日に行われている。午前9時、既に30度近い暑さのなかで、獅子頭を被り、胸に羯鼓(かっこ)をつけた出で立ちで、中腰で飛び跳ねる躍動的な舞に、演じる若者たちも、かなりの体力を消耗する。約20分間、無事に舞い終えたところで、見守っていた地域の人々の暖かいねぎらいの拍手が送られていた。






・(相模原市緑区鳥屋・諏訪神社の夏季例祭)

鳥屋諏訪神社/夏季例祭
今年(2013年)は、8月10日(土)に鳥屋の諏訪神社(相模原市緑区鳥屋)の夏季例祭が行われていた。
 この日奉納される「一人立ち三頭獅子舞」は、300年以上も前から伝承され、《県指定無形民俗文化財》にも指定されている。
 連日の極暑で、今日もうだる様な暑さの中、「万燈振り」行列も汗、汗、汗・・・・・・




鳥屋諏訪神社/鳥屋の獅子舞
鳥屋の獅子舞は、300年以上も続く伝統の獅子舞で、父獅子、母獅子、子獅子の三頭で舞う「一人立ち三頭獅子舞」。
 鳥屋・清真寺の10代住職・円海法師がこの地に伝えたとされ、三枚の筵(むしろ)を敷き、その限られた空間で演じられる舞は、別名「重箱獅子」と呼ばれる獅子頭同様、いかにも素朴で力強いものである。
 神奈川『県指定無形民俗文化財』
 およそ30分、舞い終わり白衣が汗で濡れ、頭を外した額から滴る汗を拭う今時の若者の顔に、大役を終えた安堵感と満足感を見る。




・(清川村・青龍祭)

清川村の青龍祭 (2016.08.11)
江戸時代の「天保の飢饉」より、清川村の煤ヶ谷地域で「雨乞い」の行事として伝えられ、昭和4年を最後に途絶えていたものを昭和61年に「青龍祭」として復活したもの。

 竹と茅で作られた雌雄2体の龍は、子供たちにより集落を巡り、会場となる運動公園の広場へと運ばれる。

 夕闇が訪れる頃、祭り本番が始まり、「昇龍の儀」により雌雄の龍に点火されると祭りも最高潮となる。 雄龍と雌龍が天上へと帰って行く中を、花火が打ち上げられると祭りも終わりとなる。






・(座間市・ひまわりまつり)

座間・ひまわりまつり 2015.08.15
座間の「ひまわりまつり」は、平成5年から市の花である「ひまわり」を荒廃地、遊休農地対策の一環として、景観植栽を行い「ひまわり広場」として公開したことが始まりと言われる。

 平成6年には「かながわの花の名所100選」にも選ばれ、毎年7月下旬(栗原会場)と8月中旬(座間・新田宿会場)に、「ひまわりまつり」を開催しているが、年々訪れる人も多くなり、その規模も拡大している。






・(伊勢原・大山の秋季例大祭)

伊勢原・大山例大祭 2014.08.29
神奈川県伊勢原市の大山は、古くより雨乞いの神として信仰を集め、江戸時代には一日1万人以上の参拝者で賑わったという。人々は「大山講」を組織し、入山が許された夏の一時期、大山の神が鎮座する山頂を目指した。
 山麓の大山地区は門前町として発達し、現在も宿坊を兼ねた先導師の宿が40軒ほどあり、大山信仰の参拝者は絶えない。

 大山阿夫利神社・秋季例大祭では大山の神が、年に一度、阿夫利神社(下社)から山麓の門前町へと下る。
 祭りは3日間行われ、門前町の人々にとっては、夏山の賑わいに感謝するとともに、山里に夏の終わりを告げる祭りでもあります。
 祭りの最終日、大山の神が、再び下社へと帰って行くと、山里にも秋の気配が訪れる。





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