2018/02/16

今月の表紙画像( 7月)


 7月 / 文月 ( ふみづき ) の表紙画像


・(厚木市・県立自然環境保全センターの半夏生)

県立保全センターの半夏生 (2016.07.01)
半夏生(はんげしょう)は暦の雑節の1つで、半夏(烏柄杓:カラスビシャク)という薬草が生える頃。 毎年7月1~2日頃にあたり、関東地方では梅雨も後半に入る頃である。

 昔から農家にとっては大事な節目の日で、春先から始めた農作業を終える目安とし、また天から毒気が降ると言われ、井戸に蓋をして毒気を防いだり、この日に採った野菜は食べてはいけないとされたりした。

 厚木市七沢にある「県立・自然環境保全センター」で、ハンゲショウ(カタシログサ)というドクダミ科の草の葉が、名前の通りに白く化粧しているようになるのも頃である。






・(平塚市・湘南平塚七夕まつり)

湘南平塚七夕まつり(2013/7/7)
 今年(2013年)は、7月5日(金)~7日(日)の3日間、「湘南平塚七夕まつり」が行われた。 関東でも最大級の規模を誇り、例年たくさんの見物客で賑わう。
 前日(6日)に関東地方は異例の梅雨明けとなり、最終日は日曜日とあって大勢の人人人〃・・・ 真夏の太陽の下で会場も茹だる様な暑さ。
 









・(愛川町・三増の獅子舞)

三増の獅子舞(2017.07.16)
愛川町・三増(みませ)は、古くより相模(神奈川)と甲斐(山梨)を結ぶ甲州道の宿場として知られ、三増峠を背にして戦国時代には甲斐・武田軍と小田原・北条軍が激突した「三増合戦」の舞台ともなった場所。
 江戸時代になり、相州大山への参詣者が多く利用したことから「大山道」とも呼ばれるようになった。

 毎年、この宿場の諏訪神社の摂社である八坂神社の例祭で、獅子舞が奉納される。
巻獅子(父)・玉獅子(母)・剣獅子(子)の「一人立ち・三頭獅子舞」で、約300年の伝統ある舞が保存会の皆さんにより受け継がれている。 「神奈川県無形文化財」にも指定され、県内の伝承獅子舞のなかでも、比較的優雅な舞が特長と言われている。


・(愛川町・三増の獅子舞)

三増の獅子舞(2014.07.20)
例年7月中旬、諏訪神社・摂社(せっしゃ)の八坂社(やさかしゃ)祭礼で、獅子舞が演じられる。

 獅子舞は、江戸時代中期に始まったといわれ、約300年以上の歴史を持ち、舞の形式はいわゆる「一人立ち三頭獅子舞」と言われるもので、巻獅子(父)・玉獅子(母)・剣獅子(子)の三頭の獅子に、天狗・バンバが舞い手として加わり、さらに日月(にちげつ)の旗各1名・花笠(はながさ・ササラ役)4名・笛師・歌師各数名で構成されている。

 かつてこの獅子舞は、門外不出とされ、神社を中心に一町(約109m)より外へ出さぬ掟もあり、舞い手も村内の長男に限られていたと言う。 現在は、「県指定無形民俗文化財」にも指定されている。





・(小田原市・寺山神社の鹿島踊り)

寺山神社の鹿島踊り 2015.07.19
小田原市・根府川の寺山神社に伝わる「鹿島踊り」は、「疫病退散」、「五穀豊穣」、「海上安全」などを願い、毎年、7月の第3日曜日の例大祭に踊られる。

 かつては、地区の長男で大人として認められた若者(十五歳頃より)だけが、踊りに参加することが出来たが、現在は少子化により、子供会から中高年まで、幅広い参加により保存されている。

 県下でも小田原市以西の海岸線に沿うように一部の地域にのみ伝承されていて、神奈川県の「県指定無形民俗文化財」にもなっている。







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