2018/02/15

今月の表紙画像( 6月)


 6月 / 水無月 ( みなづき ) の表紙画像


・(開成町・あじさい)

開成町・あじさい 2019.06.13
開成町は、神奈川県の西部、酒匂川(さかわがわ)中流域の西岸に広がる田園地帯。
 町内全域がほぼ平坦地で、今も田畑を区切るように農業用水路を水が流れる「水の郷」でもある。

 毎年、6月上旬~中旬の約1週間にわたり、「あじさいまつり」が行われているが、今年は1週間ほど早い開催で祭り期間は終わっていたが、アジサイの花は丁度見頃を迎えていた。(2019.06.13)






・(横浜市生麦・蛇も蚊も祭り)

横浜・蛇も蚊も 2014.06.01
「蛇(じゃ)も蚊(か)も」は、約300年前に悪疫が流行したとき、萱(かや)で作った蛇体に悪霊をを封じ込めて海に流したことに始まると伝えられている。

 「生麦(なまむぎ)」は、旧東海道沿いにあり、幕末の「生麦事件」で知られた半農半漁の村であった。この行事は、「端午の節句」の行事として旧暦の五月(新暦六月六日)に行われていたが、近年は参加する子供たちにあわせ、学校が休みの6月の第一日曜日に行われるようになった。 萱で作った蛇体を若者・子供たちがかつぎ、「蛇も蚊も出たけ、日和(ひより)の雨け、出たけ、出たけ・・・・」と大声で唱えながら町内をまわり、悪疫退散、無病息災、豊作大漁、そして子供たちの健やかなる成長を願う吉行でもある。

 現在は、原地区と本宮地区だけに残されていて、横浜市の無形民俗文化財にも指定されている。 (2014.06.01)






・(開成町・あじさい祭り)

開成町・紫陽花 2015.06.13
梅雨の晴れ間、開成町の水田地帯に、町の花でもある「あじさい」の花が咲き誇る。
 昭和58年ころより農道や水路、あぜ道沿いに約5000株のあじさいが植えられ、「あじさいの里」として知られるようになる。

 昭和63年には、「あじさいの里」を会場に、第1回の「開成町・あじさいまつり」が開催され、以来、今日まで毎年、6月上旬~中旬の約1週間にわたり、「あじさいまつり」が行われている。(2015.06.13)






・(伊勢原市・伊勢原大神宮の夏越大祓式)

大神宮の夏越大祓式 (2016/06/26)
伊勢原市・伊勢原大神宮で夏越の大祓式が行われた。 半年間の穢れを祓い、次の半年間を健康で平穏に過ごせるようにと神に願う。

 本来は旧暦6月と12月の晦日に行われ、6月を夏越・名越の祓、12月を年越の祓などといった。 元々は「百官万民」の犯した罪や穢れを除き去るために行う宮中行事であったが、神社でも行われるようになると、「蘇民将来」の故事に由来する「茅の輪くぐり」の神事が加えて行われるようになったとも言われる。

 今日では12月の年越の祓は、年越の行事(除夜祭、初詣など)の準備の忙しさもあってか、やや衰退し、「夏越の大祓」も晦日に近い土日などに行われる例もみられる。
(2016/06/26)






・(伊勢原市・三之宮比々多神社の夏越の大祓)

三之宮比々多神社の夏越禊
1年のちょうど半分にあたる6月30日(晦日:みそか)に、この半年間の罪や穢れを祓い、これから暑くなる夏場を迎え、疫病除けを祈願し、家族の健康を祈る神事。

 お祓いには、「茅の輪」を3回くぐることで身を清めたり、「人形(ひとがた)」に3度息を吹きかけて、穢れを移した人形を川に流し去ることで穢れを祓う行事(神事)が、今も各地で行われている。(2015/06/30)






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