2018/02/14

今月の表紙画像( 5月)


 5月 / 皐月 ( さつき ) の表紙画像


・(厚木市・七沢森林公園のシャクナゲ)

七沢森林公園のシャクナゲ
「県立七沢森林公園」は、東丹沢の七沢にある丘陵地を、そのまま公園にしたもので、森の公園と言ったイメージがあるが、シャクナゲの花が咲く公園としても知られる。

 4~5月のGW前後には、園内に早咲きから遅咲きまでの数十種類の花を見ることが出来る。ただし、ほとんどが園芸種なので少し残念な気もする。

 シャクナゲの花が咲き終わる頃、公園内の木々も新緑から初夏の装いへと移ろい始める。(2019.05.15)



・(大磯町・国府祭/座問答)

国府祭/座問答 2015.05.05
五月五日の「端午の節」に、大磯町・神揃山(かみそりやま)/大矢場(現・馬場公園)において相模国の六社(寒川神社・川勾神社・比々多神社・前鳥神社・平塚八幡宮・六所神社)の神々が集い、相模国の天下泰平と五穀豊穣を祈願する「国府祭(こうのまち)」(神奈川県指定無形民俗文化財)が行われる。

 神揃山で行われる「座問答」は、昔、相模国の成立の際、「相武(さがむ)」の寒川神社と「磯長(しなが)」の川勾神社が、主導権争いをした故事を神事として、再現されたものと紹介されているが、その真偽は不明である。
 一ノ宮・寒川神社と二ノ宮・川勾神社が、神座を象徴するとされる「虎皮」を互いに推し進め、この論争の仲裁役である三ノ宮・比々多神社の宮司による「いづれ明年まで」の言葉で終了となる。

・(大磯町・国府祭/鷺の舞)

大磯・国府祭
「神奈川県無形文化財」













・(座間市/相模原市・ 相模の大凧)

相模の大凧(2017.05.04)
毎年5月4・5日、相模川の河川敷を会場として行われる。元々は、江戸時代の文化・文政年間(1804~1830年)の頃、男児の初節句をお祝いし、健康と勇ましい成長を願う「祝い凧」として始まり、やがて各集落の若者たちが大きさと高さを競い合うようになり、次第に凧が大型化し、地区ごとの大きな行事になって行ったと言う。 昭和40年代には、地域の青年達によって、座間市大凧保存会が結成されると、より広い相模川河川敷で掲揚するようになった。

 現在は、座間市/相模原市の各大凧保存会などにより隣接する会場で凧が揚げられるが、何といっても国内最大級の大きさを誇り、「八間凧(はっけんだこ)」と呼ばれる8間(約14m)四方、重さ約950kgの大凧が、100人以上の引き手により引き揚げられ、五月晴れの空に舞い上がる姿は圧巻で、思わず見物客から拍手が沸き起こる。



・(座間市/相模原市・座間の大凧)

座間・大凧まつり 2014.05.04
座間の大凧揚げは、毎年5月4、5日の両日に開催される伝統行事。江戸時代の末期、長男の誕生を祝って揚げられた祝凧が、いつしか村の男児の前途を祝福して、村の青年たちが大凧を作り、揚げるようになったのが始まりと言われている。

 14メートル四方、約1トンの百畳敷き巨大な大凧が大空に揚っていく様は勇壮そのもの。「座間市大凧保存会」によって伝統が継承され、神奈川のまつり50選にも選ばれている。




・(相模原市・相模川の鯉のぼり)

相模川・鯉のぼり (2016/05/02)
相模原市・田名地区の相模川に架かる高田橋上流の両岸に5本のワイヤーを渡し、約1,200匹の鯉のぼりを泳がせる。

 昭和63年(1988年)から開催され続け、今年で29回目、鯉のぼりは一般市民などの家庭で使わなくなった鯉のぼりが寄贈されたもので、「泳げ鯉のぼり相模川」として今年も、4月29日(金・祝)より5月5日(祝)までの1週間にわたり開催されている。  

 5月の連休期間中という事もあり、毎年、訪れる人も多く、相模川の春の風物詩にもなっている。





・(伊勢原市・三ノ宮比々多神社まが玉祭)

伊勢原・まが玉祭 2014.05.17
今年も5月17日・18日の2日間、伊勢原の三之宮・比々多神社で「まが玉祭」が行われた。今回で27回目、毎年この期間の天候が心配されるが、今年は両日とも天候に恵まれた。

 1日目の夕刻から行われる「雅楽と舞楽」の演奏は、毎年楽しみにしている。以前は、夕闇を待つかのようにして舞台をライトアップする演出がされていたが、東北の大震災以降、電力節電への配慮もあり、ライトアップは中止されているが、神社の森に流れる雅楽の音色に、暫し悠久の時間を過ごすことができる。




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